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幸福な食卓
瀬尾 まいこ
講談社
978-4-06-275650-1

佐和子の家族はちょっとヘン。
父を辞めると宣言した父、家出中なのに料理を届けに来る母、元天才児の兄。
そして佐和子には、心の中で次第にその存在が大きくなるボーイフレンド大浦君がいて…。
それぞれ切なさを抱えながら、つながり合い再生していく家族の姿を温かく描く。
吉川英治文学新人賞受賞作。

最後に佐和子におとずれた出来事が本当に辛いなあと思いました
これで梅雨もクリスマスも具合悪くなっちゃいそうですが
これから先は家族にも甘えることができるんじゃないかなと
ヨシコも大ざっぱですけど優しい人でいい感じでした
映画のCMで「家族は作るのは大変だけど、その分めったになくならないから」
って言ってたのが印象的だったんですが
これがヨシコのセリフだったとは!
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佐藤さん
片川 優子
講談社
978-4-06-275751-5

僕は、「佐藤さん」が怖い。
ナイフを持っているわけではないし、不良でもない。
ごく普通のクラスメイトの女の子を僕が怖がる理由は、
彼女に憑いているアレのせい―。
気弱な高校生の僕と、佐藤さんの不思議な関係は幽霊から始まった。
青春時代のみずみずしさがあふれる第44回講談社児童文学新人賞入選作。

青春小説っていうんですかね
幽霊ていう非日常的なものも交えつつ
虐待とかいじめとか、実際には起きているけど
なんとなく遠いことに感じる非日常も入った話でした
最後に過去を乗り越えていく僕と佐藤さんの姿は
本当にたくましいなと感じました

ただもうちょっと若い中高生のうちに読むべきだったかなと
その方がいろいろ考える機会になった気がする

村田エフェンディ滞土録
梨木 香歩
角川書店
978-4-04-385301-4

時は1899年。
トルコの首都スタンブールに留学中の村田君は、毎日下宿の仲間と議論したり、
拾った鸚鵡に翻弄されたり、神様同士の喧嘩に巻き込まれたり…
それは、かけがえのない時間だった。
だがある日、村田君に突然の帰還命令が。
そして緊迫する政情と続いて起きた第一次世界大戦に友たちの運命は引き裂かれてゆく…
爽やかな笑いと真摯な祈りに満ちた、永遠の名作青春文学。


家守綺譚が大好きなので梨木さんの新作も読んでみました

電車の中で読んでいて涙をこらえるのが大変でした
歴史にもし、こうであったら~というのは
言ってはいけないことなんですが
やっぱり戦争がなかったらと思ってしまいます
大多数の人は平和な時代を望んでるんだろうに
何で戦争て起きてしまうんですかね
国と思想のことも少し考えさせられました

全然知らなかったんですが最後に家守綺譚に出てくる
高堂と綿貫とゴローが出てきてすごい嬉しかったです
あの静かな生活のどこかでは村田のように辛い思いをした人もいたんですね

神様同士の縄張り争いのシーンが可愛かった(*´エ`*)

チルドレン
伊坂 幸太郎
講談社
978-4-06-275724-9

「俺たちは奇跡を起こすんだ」独自の正義感を持ち、
いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。
彼を中心にして起こる不思議な事件の数々―。
何気ない日常に起こった五つの物語が、一つになったとき、
予想もしない奇跡が降り注ぐ。
ちょっとファニーで、心温まる連作短編の傑作。

面白かったです
なんていうか最初の話で銀行強盗が出た時点で
条件反射で2割増し好きになりましたw
東京の4人組と1行書かれてさらにテンション上がりましたからね!

なんでか時系列で話が進むものだと思っていたので
短編ごとに1年後になったり、戻ったりして少し驚きました
陣内さんが父のことをふっきれた事件も
最後の話でしっかり書かれていてすっきりしました

白色がどういう色なのかは分からない
というこの1行がすごく衝撃的でした
その後の優子の説明もやさしい雰囲気でかわいかったです
なるべく永瀬が優子とベスと長く過ごせるといいなー

鉱石倶楽部
長野 まゆみ
文藝春秋
4-16-767930-2

放課後の理科室で古びた図鑑を見つけた少年は、
不思議な夜間学級に出席する
―ファンタジー短篇「ゾロ博士の鉱物図鑑」を収録。

紫水晶、白雲母、月長石など数々の鉱石から生まれた物語は、
葡萄狩り、天体観測、寝台特急と場面を変えながら美しく煌いている。
著者秘蔵の鉱石写真やショップ案内も充実したコンパクト決定版。

ちょっと期待し過ぎだったようで微妙でした
大体短編は見開き1ページくらいのものが多かったので
一遍一遍もう少し長かったらよかったかな
私の想像力の無さが悪いんですけどね

どっちかというと話の次に図鑑調に写真と説明があって
そっちの方が楽しかったです
確かに鉱石はおいしそうなのが多いしね

読んでまた天然石熱が上がってきたので
来月から石屋さんに通おうと思ってます
フローライトとシトリンがまずは欲しいな

憑神
浅田 次郎
新潮社
978-4-10-10192-6

時は幕末、処は江戸。
貧乏御家人の別所彦四郎は、文武に秀でながら出世の道をしくじり、
夜鳴き蕎麦一杯の小遣いもままならない。
ある夜、酔いにまかせて小さな祠に神頼みをしてみると、
霊験あらたかにも神様があらわれた。
だが、この神様は、神は神でも、なんと貧乏神だった!
とことん運に見放されながらも懸命に生きる男の姿は、
抱腹絶倒にして、やがては感涙必至。
傑作時代長篇。

映画化ということで読んでみました!
でも彦四郎は結構しっかりしてるのに
妻夫木くんだと少し弱いような気が…

どの神様も情が分からないと言いながらも
最後には死神も宿替えを勧めてきたりで
もっと上の格の柱さまではダメだったろうなと
損得で動かない姿勢に少し考えさせられました

ブレイブ・ストーリー
宮部みゆき
角川書店
<上>4-04-361111-0
<中>4-04-361112-9
<下>4-04-361113-7

小学五年生の亘は、成績はそこそこで、テレビゲームが好きな男の子。
大きな団地に住み、ともに新設校に通う親友のカッちゃんがいる。
街では、建設途中のビルに幽霊が出るという噂が広がっていた。
そんなある日、帰宅した亘に、
父は「この家を出てゆく」という意外な言葉をぶつける。
不意に持ち上がった両親の離婚話。
これまでの平穏な毎日を取り戻すべく、
亘はビルの扉から、広大な異世界―幻界へと旅立った!

先日テレビで映画を見て読みたい熱が上がったので
えりこさんにお借りしました!

幻界に行くまでこんなにドロドロな人間関係が描かれるとは…!
映画の頃に小学生が買っていきましたが、ここで挫折した子も多いのでは
でも母方の小田原の親族出てこないのもちょっと不思議だったんですが
そうすると人が多すぎるかー
意外に人も多く死んだりして、ここも映画とは違う感じだなあと
カッツの時は本気泣きでした
映画は憎しみとかをほとんど描写してなかったけど
そういうことが書いてあるのが大事だったんじゃないかしらと

でもまあいろいろ言ったけどジョゾがむちゃんこ可愛かったって話

ドミノ
恩田 陸
角川書店
4-04-371001-1

一億円の契約書を待つ、締切直前のオフィス。
オーディション中、下剤を盛られた子役の少女。
推理力を競い合う大学生。
別れを画策する青年実業家。
待ち合わせ場所に行き着けない老人。
老人の句会仲間の警察OBたち。
真夏の東京駅、二七人と一匹の登場人物はそれぞれに、
何かが起こる瞬間を待っていた。
迫りくるタイムリミット。
もつれ合う人々、見知らぬ者同士がすれ違うその一瞬、
運命のドミノが次々と倒れてゆく!
抱腹絶倒、スピード感溢れるパニックコメディの大傑作。

おもしろかったです!
それぞれの場面の描写がとつぜんはじまって、
のめりこんでくると次の人物の場面へ移ってしまうので
さっきの続きはどうなるんだ!と思いながら一気に読んでしまいました
私的にえり子と健児と東山のかけあいが楽しかった
千葉県警が東京まで無断で来ていいのかと思いましたが
長年の恨みとかがあったんでしょうね
最後のライターはちょっとうまくいきすぎだろ!と思いましたw

テアトル東向島アカデミー賞
福井 晴敏
集英社
978-4-08-746137-4

「テアトル東向島アカデミー賞」それは著者の脳内で毎年行われる妄想映画祭。
受賞作は血をかきたてる爆発アクション、スペクタクルが中心で、
使用された火薬量とアドレナリン分泌量が評価の重要基準となる。
世の女性たちよ、この孤独な男の魂の叫びを聞け。
あなたの彼氏もホントはこんな映画が大好きなのだ!
なにげに渾身、人気作家が綴る怒涛の映画日記。
美川べるの描き下ろしツッコミマンガ付き。

『ダイ・ハード』
『エイリアン2』
『グレート・ブルー』
『007ゴールデンアイ』
『ミッション:インポッシブル』
『プリティ・リーグ』
『機動警察パトレイバー2 the Movie』
『スターシップ・トゥルーパーズ』
『リーサル・ウェポン』
『レッド・オクトーバーを追え!』〔ほか〕

どっちかっていうと美川べるのさんの方が好きで読んでみたんですけど
もうちょっと4コマあっても良かったかなーと

私があんまり映画を見ないからなのか文章を読んでてもイマイチ…
読んでて英語読んでるような感覚でした
6ステインも読もうと思ってるんですが
大丈夫だろうか

予知夢
東野圭吾
文藝春秋
4-16-711008-3

深夜、16歳の少女の部屋に男が侵入し、気がついた母親が猟銃を発砲した。
とりおさえられた男は、17年前に少女と結ばれる夢を見たと主張。
その証拠は、男が小学四年生の時に書いた作文。
果たして偶然か、妄想か…。
常識ではありえない事件を、天才物理学者・湯川が解明する、
人気連作ミステリー第二弾。

探偵ガリレオを読もうと思ったのは
予知夢の表紙が気に入ったからだったんですが
探偵ガリレオの方がやっぱろ内容としては科学っぽくて好きですね
最後の『予知る』は最後の飯塚さんの娘さんの言葉には
おわああと思いました
全部科学で解決するようなシリーズですが
オカルトな一面も残ってるところがすごいなあ
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BrownBetty 
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