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床下仙人
原 宏一
祥伝社
4-396-32833-8

「家の中に変な男が棲んでるのよ!」
念願のマイホームに入居して早々、妻が訴えた。
そんなバカな。
仕事、仕事でほとんど家にいないおれにあてつけるとは!
そんなある夜、洗面所で歯を磨いている男を見た。
さらに、妻と子がその男と談笑している一家団欒のような光景を!
注目の異才が現代ニッポンを風刺とユーモアを交えて看破する、
“とんでも新奇想”小説。

このとんでもない設定に惹かれて読んでみました
1冊まるごと表題作だと思っていたんですが
5篇の短篇集でした

ただなんとなく人物の描写が…
女の人はたくましいと書いてあるんですが
それなら旦那さんに不信に思われずに
旦那さんは手のひらで転がして、床下の人との日中も手に入れる気がしました
ハッピーエンドになるとなぜか信じ込んでいたので
ちょっとやるせない感じの終わり方でしたね
しかも追い出されてしまうような旦那さんたちが
あらたに床下にもぐりこんで
そこの奥さんに取り入るなんて芸当できない気もします

5番目のシューシャイン・ギャングは
暖かい話でした
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おまけのこ
畠中 恵
新潮社
978-4-10-146124-3

一人が寂しくて泣きますか?
あの人に、あなたの素顔を見せられますか?
心優しき若だんなと妖たちが思案を巡らす、ちょっと訳ありの難事件。
「しゃばけ」シリーズ第4弾は、ますます味わい深く登場です。
鼻つまみ者の哀しみが胸に迫る「こわい」、
滑稽なまでの厚化粧をやめられない微妙な娘心を描く「畳紙」、
鳴家の冒険が愛らしい表題作など全5編。

待ちに待ったしゃばけシリーズ文庫化4弾です!
畳紙では皮肉屋の屏風のぞきが優しく接していたのが
微笑ましかったですね
仁吉やお雛さんにフルボッコにされてちょっとかわいそうでした

本当に大好きな話なんですが!
まだまだ6弾まであるので
早く文庫化して読みたいですね

よろづ春夏冬中
長野 まゆみ
文藝春秋
978-4-16-771746-9

希いを叶える貝殻細工の小箱から…
置き薬屋が残した試供品の酔い止めから…
朝顔市で買った夕顔の鉢植えから…
和泉屋の苺のショートケーキから…
骨董商で見つけた蓋つきの飯茶碗から…
思いがけないことから、彼らの運命は動きはじめる。
或るときは異界と交じり、或るときは時空を超え、
妖しく煌く14の極上短篇集。

帯の「タマシイの容器はいろいろだからね」という文句にひかれて
読んでみました
…なんか言い方が悪くて申し訳ないんですが
BL…?
個人的には雨過天晴と雨師の雰囲気が不思議で楽しかったです

チーム・バチスタの栄光
海堂 尊
宝島社
<上>978-4-7966-6161-4
<下>978-4-7966-6163-8

東城大学医学部付属病院の“チーム・バチスタ”は
心臓移植の代替手術であるバチスタ手術専門の天才外科チーム。
ところが原因不明の連続術中死が発生。
高階病院長は万年講師で不定愁訴外来の田口医師に内部調査を依頼する。
医療過誤死か殺人か。
田口の聞き取り調査が始まった。
第4回『このミス』大賞受賞、一気にベストセラー入りした
話題のメディカル・エンターテインメントが待望の文庫化。

おもしろかったです!
上、下に分かれてたんですけど一気に読んでしまいました

田口先生のほどよく怠惰なところがいい味だしてるなーと
白鳥さんは下巻からの登場だったんですが
こんな人まわりにいたら相当疲れるな!と
なるべく関わりたくないタイプだと感じましたw

ブラフマンの埋葬
小川 洋子
講談社
978-4-06-275693-8

ある出版社の社長の遺言によって、
あらゆる種類の創作活動に励む芸術家に仕事場を提供している“創作者の家”。
その家の世話をする僕の元にブラフマンはやってきた―。
サンスクリット語で「謎」を意味する名前を与えられた、
愛すべき生き物と触れ合い、見守りつづけたひと夏の物語。
第32回泉鏡花賞受賞作。

生命ってあっけないなと思いました
私の想像力が貧困なためブラフマンの姿を思い浮かべることができずに
終わりました…

ショート・トリップ
森 絵都
集英社
978-4-08-746166-4

ならず者18号」に科せられた刑罰としての旅。
道に迷った「奇跡の犬」の壮大な冒険。
生涯、孤高の旅人として生きた伝説の「試食の人」―。
ユーモアとサービス精神に溢れた旅を巡る48のショートショート集。
単行本未収録作品のほか、本文イラスト・長崎訓子の描きおろしストーリーや、
いしいしんじの特別寄稿も加えて、待望の文庫化。

どれも2,3ページのお話でさっと読めました
どう考えても○ィズニーのことを言ってるとしか思えない話とかもあって
大丈夫なのか!と勝手にハラハラしていました
単行本版のあとがきも載っていて
連載中一通もファンレターが届かなかったということが書いてあって
本当に驚きました!
イラストもそれぞれかわいかったー

パーク・ライフ
吉田修一
文藝春秋
4-16-766503-4

公園にひとりで座っていると、あなたには何が見えますか?
スターバックスのコーヒーを片手に、春風に乱れる髪を押さえていたのは、
地下鉄でぼくが話しかけてしまった女だった。
なんとなく見えていた景色がせつないほどリアルに動きはじめる。
日比谷公園を舞台に、男と女の微妙な距離感を描き、芥川賞を受賞した傑作小説。

うーん、むずかしかった
芥川賞の作品だったんですね、気づかなかった

ぬるい眠り
江國 香織
新潮社
978-4-10-133923-8

半年間同棲していた耕介と別れても、雛子は冷静でいられるはずだった。
だが、高校生のトオルとつきあっていても、
耕介への想いはじわじわと膨らんでゆく。
雛子は、大学四年の夏、かけがえのない恋を葬った(表題作)。
新聞の死亡欄を見て、見知らぬ人の葬式に参列する風変わりな夫妻を描く佳編、
『きらきらひかる』の十年後を綴る好編など全九編。
著者の魅力を凝縮した贅沢なオリジナル短編集。

うーん、あんまり肌に合わなかったですね
夜の不安を昼間に読んでしまった感じでした

清談 佛々堂先生
服部 真澄
講談社
978-4-06-275840-6

いつもブツブツ文句をいうから、笑った顔が仏のようだから、「佛々堂先生」。
平成の魯山人とも呼ばれる美の達人が東奔西走、
降ってわいた難事を人知れず解決する心躍るミステリー。
書画、骨董、季節の室礼、現代美術に美食まで…
和のトリビア満載の、欲張りで心癒されるエンターテインメント!
ご堪能あれ。

なかなかおもしろかったです!
佛々堂先生の飄々とした感じがよかったー
ミステリーというかお話の最後に「なにー!」と思うところがあって
そのへんが楽しめました

日本酒とか飲めないんですけど
あの飲み方だけはやってみたいなあ

タオ 老子
加島 祥造
筑摩書房
4-480-84252-7

文字の奥にひそむ老子の声、
それを聞きとるのは生命のメッセージを感得することだ。
さりげない詩句で語られる宇宙の神秘と人間の生きるべき大道(タオ)とは?
生き生きとした言葉で現代に甦る『老子道徳経』全81章の全訳創造詩。

1 道―見えないパワー(道―名の無い領域;
「汚い」があるから「美しい」が在るのさ;
飯だけはたっぷり喰う;
まず、空っぽから始まる ほか)
2 徳―現われたパワー(徳―大きな愛;
五郎太石でいればいい;
returning―道の原理;
たいていの人は馬鹿笑いする ほか)

掃除していたらこんな本が出てきたので読んでみました

全体を通してみるといまいち老思想にはなじめませんでしたが
(やっぱり欲深いので)
第9章の金貨や宝石を倉いっぱいに詰め込んでも
税金か詐欺か馬鹿息子で消えてなくなる
ていう訳に笑いました

現代語訳にしようとライフ・エナジーとか突然言われるので
「大神」ていうゲームのウシワカが話してるみたいで
そう思って読むとちょっとおもしろかったです
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BrownBetty 
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