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東京奇譚集
村上 春樹
新潮社
978-4-10-100156-2

肉親の失踪、理不尽な死別、名前の忘却…。
大切なものを突然に奪われた人々が、都会の片隅で迷い込んだのは、
偶然と驚きにみちた世界だった。
孤独なピアノ調律師の心に兆した微かな光の行方を追う「偶然の旅人」。
サーファーの息子を喪くした母の人生を描く「ハナレイ・ベイ」など、
見慣れた世界の一瞬の盲点にかき消えたものたちの
不可思議な運命を辿る5つの物語。

偶然の旅人で村上さん自身が最初に登場するおかげで
全体の話が実際にあった話なのかと思ってしまいます
でもさすがに猿は喋らないかな
不思議といえば不思議なお話ばかりなんですが
微妙に心にもやもや残る感じでした
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空中ブランコ
奥田 英朗
文藝春秋
978-4-16-771102-3

伊良部総合病院地下の神経科には、
跳べなくなったサーカスの空中ブランコ乗り、尖端恐怖症のやくざなど、
今日も悩める患者たちが訪れる。
だが色白でデブの担当医・伊良部一郎には妙な性癖が…。
この男、泣く子も黙るトンデモ精神科医か、
はたまた病める者は癒やされる名医か!?
直木賞受賞、絶好調の大人気シリーズ第2弾。

跳べなくなったサーカスの空中ブランコ乗り、尖端恐怖症のヤクザ・・・。
悩める患者たちをトンデモ精神科医・伊良部一郎が治します!

いやー楽しかったです
『義父のヅラ』が一番緊張しましたね…
本当に分かりやすい方いますもんね!

続編の町長選挙はマユミちゃんついて来てくれるのか心配ですね

古道具 中野商店
川上 弘美
新潮社
978-4-10-129237-3

東京近郊の小さな古道具屋でアルバイトをする「わたし」。
ダメ男感漂う店主・中野さん。
きりっと女っぷりのいい姉マサヨさん。
わたしと恋仲であるようなないような、むっつり屋のタケオ。
どこかあやしい常連たち…。
不器用でスケール小さく、けれど懐の深い人々と、なつかしくもチープな品々。
中野商店を舞台に繰り広げられるなんともじれったい恋と
世代をこえた友情を描く傑作長編。

うーん、なんかむずかしかったな
そういえば前にも竜宮で痛い目にあったんだったな

死神の精度
伊坂 幸太郎
文藝春秋
978-4-16-774501-1

CDショップに入りびたり、苗字が町や市の名前であり、
受け答えが微妙にずれていて、素手で他人に触ろうとしない
―そんな人物が身近に現れたら、死神かもしれません。
一週間の調査ののち、対象者の死に可否の判断をくだし、
翌八日目に死は実行される。
クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う六つの人生。

伊坂さんの小説はいつも最後にやられたーて思う気がします
伏線の回収とか少し気になっていたその後の話とかを
しっかり書いてもらえてるので読んだあと本当にすっきりします
今回は死神対老女で涙が止まらなかったです

映画化もするみたいですね
どういう構成になるんでしょう
ちょっと見たい気もします

大河の一滴
五木 寛之
幻冬舎
4-87728-704-3

なんとか前向きに生きたいと思う。
しかし、プラス思考はそう続かない。
頑張ることにはもう疲れてしまった―。
そういう人々へむけて、著者は静かに語ろうとする。
「いまこそ、人生は苦しみと絶望の連続だと、
あきらめることからはじめよう」「傷みや苦痛を敵視して闘うのはよそう。
ブッダも親鸞も、究極のマイナス思考から出発したのだ」と。
この一冊をひもとくことで、すべての読者の心に真の勇気と
生きる希望がわいてくる感動の大ロングセラー、ついに文庫で登場。

人はみな大河の一滴
滄浪の水が濁るとき
反常識のすすめ
ラジオ深夜一夜物語
応仁の乱からのメッセージ

このものすごく鬱ぽいあらすじを見て
社会人になる前に読んでおこう!と思って読んでみました
「人はみな大河の一滴」のなかで地獄は一定とあって
いま、現実が地獄であって
時たま訪れる楽しい時間が極楽だ
という言葉がなんかいいなと感じました
たまにあるから輝いてるんだっていう
そういう時間をもてたことを大事にしたいと思います

謎解き 広重「江戸百」
原信田 実
集英社
978-4-08-720389-9

広重の有名な『名所江戸百景』、略して『江戸百』。
絵葉書などで今でも大人気の、ご存知江戸浮世絵風景画のシリーズ。
だが、実はこれは、単なる名所の紹介ではなく、
ある意図を巧妙に隠し入れたジャーナリスティックな連作だったのだ。
本書があぶり出すのは、安政の大地震から復興する江戸庶民の喜怒哀楽、
そして安政の大獄や明治維新へとつながっていく江戸末期の社会の姿。
豊富な資料を基に新説を打ち出した、著者一世一代の作。
巻末には本邦初、制作月順の絵索引で全一二〇点を一挙掲載。

1 『江戸百』とは(『江戸百』とは;薙髪の意味 ほか)
2 安政江戸地震と広重を取り巻く人々(黒船来航で「世上物騒」;
「世上物騒」で不景気 ほか)
3 謎解きのひな型(残暑の雪はなぜ?「浅草金龍山」;
場所性と場所の感覚 ほか)
4 謎解き(絵の制作とできごと;なぜ巻頭に?「日本橋雪晴」 ほか)
5 あらためて『江戸百』とは(なにげなさの裏にひそむ謎;
なにげない風景の謎 ほか)

おもしろかったです!
表紙の浅草金龍山が真夏の発売だったのはなぜなのかとか!
近景に名所の象徴、遠景に伝えたかったできごとという推論のもと
話が進むんですけど
本当にそうなんじゃないかと思えるほど事例の証拠が
示されてたのでしっかり読めました

家に芸大所蔵の江戸百景の画集があるので
それも見比べながら
絵の解説はそっちで読めたので2倍楽しめました!
後摺りだったりすると青が赤に変わってたりして驚きでした

大鏡
武田 友宏[編]
角川グループパブリッシング
978-4-04-357424-7

大寺院の法会に集まった2人の老人が若侍相手に語る、
14代176年間にわたる王朝の藤原氏の歴史物語。
華やかな王朝の裏で繰り広げられる道長らのあくなき権力闘争の実態、
花山天皇の破天荒な振る舞いや才能豊かな行成の逸話など、
平安の都人たちの興味津々の話題が満載。
平安という時代や「枕草子」「源氏物語」などの女房文学への理解を深め、
古典を一層楽しく読むための最適な入門書。
役立つコラムや図版も豊富に収録。

おもしろかったです!
現代語訳、古文原文、解説の順番で書かれていたので
菩提講の説明なんかもあってわかりやすかったです
三条天皇の見えない目が時たま見える話は
古文の問題で読んだことがあったので
やっぱり有名な作品なんだなと思いました
あと鶯宿梅の話も良かったです

生物と無生物のあいだ
福岡 伸一
講談社
978-4-06-149891-4

生命とは何か? 極上の科学ミステリー。
生命とは、実は流れゆく分子の淀みにすぎない!?
「生命とは何か」という生命科学最大の問いに、いま分子生物学はどう答えるのか。
歴史の闇に沈んだ天才科学者たちの思考を紹介しながら、
現在形の生命観を探る。
ページをめくる手がとまらない極上の科学ミステリー。
分子生物学がとどりついた地平を平易に明かし、
目に映る景色がガラリと変える!

分子の淀みのあたりは新しい感覚に触れて驚きました
死なないために壊していくっていう
おもしろかったんですが
やっぱり少し説明を理解するのが大変でした
生物とかかじってる人にはすらすら読めそうですね
たまに小説以外を読んでみるといいですね

ふしぎな図書館
村上 春樹・佐々木 マキ
講談社
978-4-06-275948-9

図書館で「オスマントルコ帝国の税金のあつめ方について知りたいんです」
とたずねたぼくに、老人の目がきらりと光った。
案内された地下の閲覧室。
階段をおりた奥から、羊男が現れて…。
はたしてぼくは、図書館から脱出できるのか?
村上春樹と佐々木マキが贈る、魅力溢れる大人のためのファンタジー。

短篇なのとイラストが多いので15分くらいで読めました
いやぁ、ふしぎでしたw
女の子がムクドリなのはいいとしても
お爺さんの犬とか
羊男がどこ行っちゃったのかとか
ママンは?とか
いろいろわかんないことがありました
あーでも羊男が消えたのは自分の世界と
かぶるところがなくなっちゃったのかな
図書館にいる間だけ世界がかぶってたのかな

太陽の塔
森見 登美彦
新潮社
978-4-10-129051-5

私の大学生活には華がない。
特に女性とは絶望的に縁がない。
三回生の時、水尾さんという恋人ができた。
毎日が愉快だった。
しかし水尾さんはあろうことか、この私を振ったのであった!
クリスマスの嵐が吹き荒れる京の都、
巨大な妄想力の他に何も持たぬ男が無闇に疾走する。
失恋を経験したすべての男たちとこれから失恋する予定の人に捧ぐ、
日本ファンタジーノベル大賞受賞作。

おもしろかったです!
外で読んでたので笑うの抑えるの必死でした!
男汁あふれるお話でしたw

自分は特別だと言ってはいるんですが
どこかでは普通の幸せに憧れている感じが伝わってきました
最後のシーンの後はやっぱり勇気出して話し掛けるのかな
読者が想像するような結末とのことなのでそうあってほしいですね
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BrownBetty 
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