海
小川 洋子
新潮社
978-4-10-121524-2
恋人の家を訪ねた青年が、
海からの風が吹いて初めて鳴る“鳴鱗琴”について、
一晩彼女の弟と語り合う表題作、
言葉を失った少女と孤独なドアマンの交流を綴る「ひよこトラック」、
思い出に題名をつけるという老人と観光ガイドの少年の話「ガイド」など、
静謐で妖しくちょっと奇妙な七編。
「今は失われてしまった何か」をずっと見続ける小川洋子の真髄。
著者インタビューを併録。
海
風薫るウィーンの旅六日間
バタフライ和文タイプ事務所
銀色のかぎ針
缶入りドロップ
ひよこトラック
ガイド
静かなお話が多かったですね。
個人的には缶入りドロップが微笑ましくて好きでした。
ハッカキャンディは運転手さんが後で食べるのかなーとかね。
こんな運転手さんだったら良かったのに。
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