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配りきれないチラシが層をなす部屋で、自分だけのメルヘンを完成させようとする「わたし」。つけ始めた日記にわずか四日間の現実さえ充分に再現できていないと気付いたので…。新潮新人賞選考委員に「ピンチョンが現れた!」と言わしめた若き異才による、読むほどに豊穣な意味を産みだす驚きの物語。綿密な考証と上質なユーモアで描く人類創世譚「クレーターのほとりで」併録。野間文芸新人賞受賞作。町田康氏、絶賛!「ただの雑音がなぜか壮大なシンフォニーに成り変っていくさまを聴くような、感動的かつ快楽的な読書体験だった。」(第27回野間文芸新人賞選評より)