となり町戦争
三崎 亜記
集英社
4-08-746105-X
ある日、突然にとなり町との戦争がはじまった。
だが、銃声も聞こえず、目に見える流血もなく、人々は平穏な日常を送っていた。
それでも、町の広報紙に発表される戦死者数は静かに増え続ける。
そんな戦争に現実感を抱けずにいた「僕」に、町役場から一通の任命書が届いた…。
見えない戦争を描き、第17回小説すばる新人賞を受賞した傑作。
文庫版だけの特別書き下ろしサイドストーリーを収録。
自治体どうしの活性化のために戦争をするって話だったんですが
戦争だけど近隣の住民の理解を得て、予算を組んで戦争するっていう
シュールさは何となく笑ってしまう感じでした
結局最後まで主人公に戦争の実感はないんですけどね
戦争はしてはいけないものっていう概念がやっぱり私にもあるので
イマイチ理解できませんでしたが
自分に利害があるとなったらこんなに簡単に受け入れてしまうものなのかな
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